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GNHと戦後の平和復興 その1
「戦争を回避すること」 21 世紀入ってますます世界情勢は緊迫の度合いを高めているように思われる。途上国は構造的な貧困を抱え、政治的な不安定要素を内在しており、先進国は相対的に治安が年々悪化し、個人主義的な価値観が蔓延しつつある。
内戦は様々な要因に起因している。国内の資源による既得権益争い、民族の違いによるもの、積年の思いがぶつかったもの、宗教戦争、、、、様々な要因が考えられるが、どれも集団にとっての「安定や幸福」を追求した結果ではないかと考えている。
近年の戦争の形態は、イラク戦争やアフガン戦争などで見られるように、特定の国が他国の国境を「人道的な理由」や「自国の平和の為に」越境して戦争を仕掛けている。つまり以前なら内政干渉にあたる国内紛争に対して他国が干渉しているのである。
多くの国は自国を守る為に、いち早く大国の行動に賛成の意思を表明し、「敵意がない、または味方である事」を表明するであろう。もしくは他の大国の行動に対して同じようなリアクションをし、どこかの大国の庇護の下、生き残る道を模索するであろう。
以前は何もしないこと、何もリアクションを起こさずに成り行きに任せることも自国が「平和」である為に必要な行為であった。しかし国家が平和であることを意識して行動を起こさない時代はもう終わったのではなかろうか。
文責 平山修一 |
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