GNHとは?

「僕らの社会はどこへ向かって歩いているのだろう…」

日本は現在GNP(Gross National Product)世界第3位の経済大国です。(2011年)
経済成長を追及し続けた先達たち。
その功績は大きく、多くの人々は「物質的な豊かさ」を満喫することを知った。
でもその“豊かな国日本”で暮らしている私達は、今幸せな生活を過ごしているのでしょうか?
だが現在、多くの人々はその生きる意義や価値を見失い始めています。

「貧しくとも、心豊かであればそれなりの幸福感のある社会が実現できるのではないか」
これからはGNH (Gross National Happiness)という“幸福度”を基準にして生きてみませんか?
GNHは、私達が進むべき社会のあり方に対してある方向を示している。

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このHPの目的

 本ホームページの研究では、このGNH理論に頒布性や一般性を持たせて、発展途上国の平和構築のみならず、先進国の経済至上主義に対するアンチテーゼとなりうるのではないかとの観点から考察されている。
 つまり従来の一般的なGNH研究は、その研究による理論の構築自体が目的となり、その実社会における実施が伴わない、実用化する上での障害が大きい、実用化しにくいなどの問題が多かったように見受けられる。
 そこで本ホームページでは理論も大事な構成要素のひとつではあるが、具体的に「そのGNH理論を実社会でどのように生かすか」を最大のテーマとしている。いささか挑戦的なテーマではあるが、GNHを単にブータン王国における特殊例と位置付けるのではなく、どこの国にでも応用できるようにする上で大事な作業だと認識している。
 よって本ホームページではさまざまな角度からブータン発の理念を具象化できないかを試みている。その手段の一つとして、GNH理論の設立背景、歴史、その指標、曼荼羅(図版化)、研究員の考えるGNHを感じる写真、アンケートによる解析(案)などなど多岐に渡って紹介していきたいと考えている。
 そして最終的には幸せを感じることのできる社会造りへの平和戦略としてのGNH、また成長の限界(成熟)を迎えた社会の今後の進む方向のひとつとして、GNHを感じることのできる社会造りに貢献できればと研究会会員一同が考えている。
 まだまだ実験段階で理論的に弱い面は否めないが、今後の研究成果に注目して欲しい。
文責 平山修一

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GNH 研究所会則

GNH 研究所会則
(総則)
  1. 本会の名称をGNH 研究所とする。
  2. 本研究所は、ブータン発のGNH哲学を研究するとともに、その成果と応用方法を広く社会に発信し、実践の手助けをするために活動する。
  3. 本会は、思想・信条にとらわれず「寛容」の精神で運営される。

  4. (会員)
  5. 会員の年会費は無料もしくは任意とする。
  6. 会員はそれぞれの自由意志で、創意工夫し、自由な方法でGNH研究所に対して支援活動を行なう。またその内容に関しては予め研究所代表幹事の承認を有する。
  7. 会員は以下のような方法で本研究所の活動に参加することができる。
  8. 年に数回発行される「研究所ニュースレター」を受信する
  9. 「研究所ニュースレター」にコラム、研究レポート、写真等を投稿する(但し、掲載の可否は研究員の審議によるものとし、最終決定権は代表幹事が有する)
  10. メーリングリストにおいて他の会員、研究員との交流を図る
  11. 年に数回開催される定例会合に参加する
  12. 会員主催イベントを企画する、または、他団体との共催イベントへの参画を提案する
  13. 言動・品行において著しく当会の名誉を傷つけた会員に対して、研究所代表幹事が除名権限を有する。

  14. (研究員)
  15. 会員はその業績と本人の希望、もしくは、現研究員からの推薦により、研究員になる事が可能である。その申請は代表幹事に対して行い、その決定は研究員の過半数の賛成によるものとする。
  16. 研究員は年額2,000円以上の維持会費を、毎年4月1日から4月30日の間に、研究所に納入する。2年続けて維持会費が未払いの研究員は、研究員の資格を失効する。

  17. (代表幹事)
  18. 本会の代表幹事は年度の総会により選出されるものとする。

  19. (運営)
  20. 本会の事務局を〒112-0013 東京都文京区音羽2-11-18-402 GNH研究所 におく。
  21. 本会の事務局員は年度の総会により選出されるものとする。
  22. 事務局員は、主に定例会合の運営、総会の運営、会計の職務を担う。
  23. 事務局員は、4名体制を目安とし、任期は2年(1年ごとに半数改選)とする。但し、再任(継続)は妨げない。

  24. (会計)
  25. 本会の会計年度は、4月から翌年3月までとする。

  26. (総会)
  27. 毎年1回会員総会を開き、会計報告および会の運営について審議する機会を設ける。
  28. 総会における審議事項は、出席している会員の過半数の賛成をもって承認される。

本会は2005年3月17日に設立され、2007年5月1日以降、本会則を適用するものとする。
2010年8月31日改訂
2015年6月30日改訂

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GNH研究所 メンバー紹介

平山 修一 (ひらやま しゅういち) GNH研究所 代表幹事
(株) CSJ 開発・調査部 主任研究員
元JICA 専門家(タイ)
日本GNH学会 副会長
環境社会学会会員、関係性の教育学会会員
『現代ブータンを知るための60章』 著者
『美しい国 ブータン』 著者
『GNH(国民総幸福): みんなでつくる幸せ社会へ』 共著

草郷 孝好(くさごう たかよし) GNH研究所アドバイザー
関西大学 社会学部 社会システムデザイン専攻 教授(人間開発論)
Human Development and Capability Association 会員
International Association for Community Development 会員
International Society for Quality-of-Life Studies 会員
日本進化経済学会 会員
幸せ経済社会研究所アドバイザー

Home Page:草郷孝好Webサイト

青木 薫 (あおき かおる)
広島市出身、在ティンプー。現職:シデ・ブータン・ツアー&トレック取締役
一般観光客受け入れの他に、テレビ、新聞などの取材、調査・研究のための現地手配

高田 忠典 (たかだ ただのり)
カンボジア保健省 国立伝統医療局/鍼灸専門家兼アドバイザー
元ブータン国立伝統医学院 鍼灸療法室室長
鍼師、灸師、柔道整復師、足底反射療法士
古典医学研究「鍼和会」会員
日本統合医学学会会員

現地便り:『伝統医療でGo!』

瀬畑 陽介 (せはた ようすけ)
笹川アフリカ協会 情報管理担当SE
元JOCV 隊員(コンピュータ技術) ブータン王国 王立職業技術訓練校勤務
元短期JOCV 隊員(視聴覚教育) ウガンダ共和国派遣
元国連ボランティア 情報ネットワークオフィサー UNFPAアジア・太平洋地域事務所/UNFPAエリトリア事務所派遣
情報システム学会 会員

現地便り:『IT技術者で国際協力していこう』

齊藤 光弘 (さいとう みつひろ)
平成17年度 JICAインターンブータン駐在員事務所地方行政支援プロジェクト配属
早稲田大学大学院・アジア太平洋研究科 国際関係学専攻修了
アビーム M&A コンサルティング勤務

個人運営ブログ:『まず何から始めよう?』

山本 けいこ (やまもと けいこ)
著作: 『はじめて知るブータン』(明石書店)
『ブータンの染と織』(染織と生活社)
『アジアの布と暮らす』(グッドアース 共著)
『ブータン 雷龍王国への扉』(明石書店)

個人運営サイト:『ブータン館』

森 靖之 (もり やすゆき)
元JICAブータン事務所所長
日ブ友好協会副会長

谷田貝 良成 (やたがい よしなり)
ウエルネスライフプロジェクト(タイランド)代表取締役
「癒しの大地・タイ王国に暮らす」を合言葉に、障害をお持ちの方の旅、リハビリ目的のロングステイを支援中。

個人運営サイト:『タイ・ロングステイならバーンタオ』
個人運営ブログ:『バンコク週報連載コラム』

小島 有紀子 (こじま ゆきこ)
商社勤務 元ブータン担当
GNH研究所 東京事務局

須藤 伸 (すとう しん)
GNH研究所 東京事務局
青森市役所 勤務
日本ブータン研究会 事務局
青森県青年国際交流機構 事務局次長

藤原 整 (ふじわら ひとし)
コナミ(株)退職後、早稲田大学大学院・社会科学研究科在籍
「ブータンの情報化」をテーマに修士論文を執筆

一芸ライターによるWebマガジン『ジャンクステージ』代表理事
ライターとしても執筆中:http://www.junkstage.com/fujiwara/

平山 雄大 (ひらやま たけひろ)
早稲田大学教育・総合科学学術院 教育総合研究所 助手
日本ブータン友好協会幹事
日本ブータン研究会事務局

大橋 昭浩(おおはし あきひろ)
公共施設運営受託会社に所属
ボーイスカウト滋賀連盟湖東地区コミッショナー