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転職のススメ

2014年11月15日

転職のススメ

 多くの人は好む・好まざるに関わらず、「働く」ということと切っても切り離せない暮らしをしていると思います。生活の糧を得るため、やりがいを求めて等々、それぞれ働く理由があるかと思いますが、本コラムでは「転職」について考えてみたいと思います。
 私事ですが、2014年10月末をもって7年半勤めた会社を退職し、転職することにしました。前職は非常にやりがいがある仕事ではありましたが、自分が情熱を傾けて取り組みたいことが変わってきたため、転職することを選択したわけですが、実際に自分が転職活動を経験してみて、「職を変えるという一連のプロセス」自体がとても重要だと感じました。
 私は転職のメリットを下記の様に考えています。

① 自分の価値観の棚卸しの機会
転職に際し、自分は次にどんな仕事につきたいのか?どんな働き方をしたいのか?日々の暮らしの中で優先順位をつけるとしたら、自分は何を大切にしたいのか?それはどの様な価値観によるものなのか?について考えるプロセスは、より「自分らしい生き方=日々の暮らしから幸福感を感じやすい生き方」について考えるよい機会になったと思います。
② 自分の転職市場での評価の確認
転職活動をする中で、いろいろな会社さんのお話を聞きながら、自分のスキルで評価される点やおおよその給与水準を把握することができました。一度そういう基準を得たことで、今後の働き方の柔軟性が広がった気がします。
③ 仕事を頭の片隅から排除できる解放感
実施に転職が決まり、有給を消化期間に入ったときの初日の解放感は忘れられません。何をしてもいい・しなくてもいい。働いている時の休日とは全く違った感覚がありました。精神的にゆとりを持つという意味でとても大切だと感じました。
④ 家族とゆったり過ごす時間の確保
退職をして家族と旅行に行ったり、子供の保育園のお迎えに前より多く行ったり、家族と過ごす時間が増えています。過ごす中での時間の密度・濃さももちろんあると思いますが、一緒の時間を過ごすことで、関係性がどんどん良くなる面はあると思います。

 本コラムでは「転職のススメ」ということで、転職の一連のプロセスでの自分自身の気づきや経験をご紹介させていただきました。現在の仕事を愛している方、なかなか簡単には転職できない環境の方もいるかと思いますが、転職をしなくても最低限自分がどんな働き方・暮らし方をしたいのかについての棚卸は、定期的にするのがより幸福感を感じて生きるためのポイントなのかなと思いました。

文責 斉藤光弘

※画像はフリー素材<http://model.foto.ne.jp/free/product_dl.php/cPath/ 24_251_246/products_id/300337>

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