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無駄は無駄なのか
2014年10月29日 無駄は無駄なのか
先日、ヒグマが産卵を控えて川を昇ってくるサケを捕まえて食べている映像を見た。大きな体をしたヒグマはまずサケの腹を噛み、イクラを2口ほど飲み込むとすぐに別のサケを捕ろうと川に入っていった。
このように大局的な見方では無駄ではないのだが、では実際の個の熊の行動には無駄が無かっただろうか。結論から言えば無駄だらけと言っても良いであろう。一匹のサケをすべて食すことなく次々と新しいサケを少しだけ食べる。これは労力の観点からは無駄であろう。
近年の日本では無駄なものを排除する取り組みを社会のあらゆる分野で進めてきた。会社の効率化のみならず、地域を守る市町村などの役所、地域インフラ、そして究極には人の考え方である。 文責 平山修一 |
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