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GNHと犬の幸せ
2014年07月15日 GNHと犬の幸せ
ブータンにいた時のこと、隣の家の犬を可愛がっていたのですが、ある日、街中を歩いてましたら、ブータンに住んでいた人なら誰でも知っている犬害に会いそうになりました。4・5頭の犬に囲まれ、今にも噛みつかれそうになった時、一頭の犬が矢のように飛んできて私の前に立ちはだかり、私を囲んでいた犬たちを威嚇しました。おかげで、私は噛まれることなく救われました。その犬が隣の犬でした。犬は、親しい人を身を挺して救うことがあることを初めて実感しました。 犬は、古くからの人の友人で、家族の一員と言われてますが、GNHの考えには犬も入れていただいているのでしょうか。野犬の多いブータンでは、シェルターを建設したり、繁殖し過ぎを防ぐために、我が国からも獣医が出かけて去勢や避妊の手術をしてましたが、人と犬が共存していくには必要な処置と思ってます。
犬が人と共存して、犬自身が幸せになることもGNHの考えに入れていただけるといいと思うのは、愛犬家ゆえの我儘でしょうか。 私は、帰国後に犬の訓練士になろうと、犬訓練校のパンフレットを取り寄せたのですが、受験資格が30歳までとあり諦めました。今は、愛犬「白樹」君の幸せのためにと親しく付き合っています。 文責 森 靖之 |
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