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IT化による憂鬱
2007年4月27日エストニアにて大統領府のウェブサイト以下、政府機関、銀行、通信機関、メディアのコンピューターが使用不能になった。その方法とは通常1日1000件くらいのアクセスのところに1秒間に2000回ものアクセスを行い、コンピューターをダウンさせるもので、これの復旧には早くて3~4時間、長いと1週間もかかったらしい。
筆者はSF小説の読みすぎか、このような社会混乱に現実的なテロ攻撃を加えると、国家が取り返しの付かないダメージを受けるなあ、と考えてしまう。日本も同様の視点で見ると随分と脆弱な基盤の上に成り立っているのである。
IT化は目覚しい勢いで社会を変えている。筆者はFAXを送るのに、穴あけパンチのような、今にして思えば007の暗号のようなものを使っていた世代である。今のようにパソコン一つで本が買え、自分の銀行資産が管理できる状態はどことなく落ち着かない。
IT化は目覚しい勢いで社会を変えている。筆者はFAXを送るのに、穴あけパンチのような、今にして思えば007の暗号のようなものを使っていた世代である。今のようにパソコン一つで本が買え、自分の銀行資産が管理できる状態はどことなく落ち着かない。
文責 平山修一 参考文献;柳田邦男「新しい戦争の形 サイバーテロ」日本人の教養第44回、新潮45、2007年7月号より一部引用。 |
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