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肥満について思うこと(その4:肥満と環境)
ダイエット成功の秘訣は今にして思うのだが、適度な運動であった。しかし多くのサラリーマン諸君はまず「時間」がない。一分でも多く休みたい、眠りたいというニーズのほうが先決であろう。
この運動できる環境は原始の社会では生活の場すべてであった。ただでさえ摂取カロリーが少なく、肉体を使った労働こそが生活の糧を得る手段であった時代には進んで運動をしなくても、生きていくためには運動をせざるを得ない状況であったと推測できる。
筆者が赴任した国々は年々運動できない環境にある。モンゴルは治安や交通マナーが悪いため、街中は危険である。郊外は犯罪の対象となる可能性が高いと聞く。誰もいない荒野では犯罪が行われても目撃者は皆無である。
よってお金のある人はスポーツクラブに通い、運動しているのだが、お金の無い人はじっとしてTVを見て宇佐晴らしをするのが関の山である。このように環境(社会環境)は我々の体型までに影響を及ぼすのである。
文責 平山修一 |
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