イベント報告

Feel – GNH 「幸福・平和・開発」

2006 9月23日 in ティンプー

 

 


 

ブータンにおいて始めての学生を対象としたGNHイベント。

あいにくの雨にも関わらず高校性、大学生をはじめ教育関係者やマスコミ等多くの人々が会場を彩った。

 

第1部

趣旨説明

 

実行委員代表より挨拶および謝辞。

写真や図をもちい今回のイベントの趣旨をスクリーンにて解説。

      ナガサキの歴史

      被爆とその後の日本での平和教育

      平和と幸福、そのための開発

      ブータンから世界へ向けたGNHと平和の提案

基調講演

 

ブータンにおけるGNHの監督者でもあるジグミ・ティンレイ法務大臣から出席した学生たちに向け「平和とGNH」についての基調講演。海外でのGNH講演に多忙な大臣もこの日は自国の学生たち相手に熱が入られたのか当初15分の講演予定は40分にも渡った。

映画上映

 

長崎平和推進協会寄贈による原爆記録映画「ナガサキの子供たち」を上映。

 

終了後にはショッキングな映像に対する感想と被災地ナガサキ・ヒロシマへのメッセージが参加した教師や生徒たちから寄せられた。

平和へのメッセージ

 

コフィ・アナン国連事務総長の世界平和デーにおける平和へのメッセージ視聴。

 

世界の平和を願い参加者全員による黙祷。

折り紙・千羽鶴に挑戦

 

ジョークを織り交ぜながらの折鶴講習会。終始緊張気味であった参加者からも笑いの声があがる。自分たちの折る折鶴が千羽鶴となってナガサキに贈られるとあって皆一生懸命に取り組んでくれた。

 

休 憩



軽食が振る舞われご機嫌な生徒達。

集められた「平和へのメッセージカード」と「折り鶴」は用意された笹の葉に

短冊状にデコレーションされた。

 

広島平和記念資料館寄贈の原爆資料を熱心に眺める内務大臣と生徒達。

第2部

パネルディスカッション

 


GNHをもちい平和な社会作りのために何が出来るのか?高校生・大学生・伝統文化系学生・社会人・外国人から構成されたパネリストたちが会場の参加者を巻き込みそれぞれが思うGNHとその将来について語りあった。司会はブータン放送局のツェワン・デンドゥプ氏。

クロージング

詩の朗読と斉唱

 

参加した高校生による「平和と幸福へのねがい」詩の朗読。

 

Feel-GNH”実行委員日本人メンバーから「幸福・平和・開発」それぞれのねがいをこめて日本の歌が贈られた。

詩と歌と共にスクリーン上には美しいブータンの自然や人々の笑顔が映し出された。

閉会挨拶・全員でブータン伝統ダンス

 

国連開発機構(UNDP)副代表より本日のイベント総まとめ。

「これぞブータン・ハッピネスの形!」という紹介のもと参加者全員によるブータン伝統ダンスの輪で会場は大いに盛り上がり“Feel- GNH”は大成功で幕を閉じだ。